があらんどう

伽藍洞です。

Labviewをしゃべらせてみた

Labviewを使って測定を行っている際に、測定終了時とかエラーが起きた時に音声でお知らせしてほしいときが結構ある。

画面や測定器を注視してなくてもエラーやトラブルが起きたことにすぐに気づけてとても便利。

音声ファイルの作り方と再生の仕方を解説する。

音声ファイルの作り方

まずは再生したい音声ファイルを作成する。
作成しなくても使用したい音声のwavファイルがあればよい。
ここではお知らせしてもらいたい内容ごとに音声を自由に作れるようにLibretTalkというフリーソフトを使って作成する。
いわゆるゆっくり音声を作れるのソフトウェアだ。
windowsの標準でも音声合成ソフトがついているのでそれを利用してもいい。
お手軽に扱えるということから今回はLibretTalkを選択した。

まずはLibretTalkをダウンロードする。
アプリを開き、しゃべらせたい音声を入力する。
今回は「Labviewがしゃべるよ」ととした。

LibertTalkで音声ファイルを作成

再生ボタンを押すと合成音声が再生される。
自分の好みに声を調整して、好みの声ができたら赤丸の録音ボタンを押す。
ダイアログが開くの名前をつけて保存する。このときファイル形式はwavにしておく。
今回はtest.wavという名前にした。
これで音声ファイルの準備はできたので次に移る。

Labviewプログラムの作成

Labviewで先ほど作成した音声ファイルを再生する。
プログラムは非常に単純で「サウンドファイルを再生」(Play Sound File.vi)を使用する。
パスの部分に先ほど作成したファイルのパスを入力すればよい。
例えば先ほどのファイルが以下のフォルダに入っていたとすると
C:\Users\***\Downloads\test.wav
と指定すればよい。
次にどのタイミングで音声を再生するかプログラムする以下ではボタンを押した際に再生されるようにしてみる。
ケースストラクチャとボタンを配線して完成。
この時ボタンの機械的動作は押されたらラッチなどを選択してボタンを一回押したら一回だけ再生されるようにしておく。

音声再生プログラム

ボタンをクリックすると音声が流れる。
例えば実験条件や測定条件に合わせて音声が再生されるようにプログラムしておけばアラームやお知らせ機能として利用することができるだろう。
簡単だが意外と応用先が考えられるプログラムだ。