あっちを見てもハラスメント。こっちを見てもハラスメント。
何にでもハラスメントが命名される世の中で、いつの間にか聞いたことのないハラスメントが世にあふれている。
ハラスメントの名前を覚えるのにも苦労するような時代。
少しネット検索すれば35個や39個、はたまた68個のハラスメント。
ハラスメント命名ハラスメントが横行してるんじゃあないかってくらいいつの間にか爆発的に増えたハラスメント。
ハラスメント分類学の成果と意義はおいといて、したくもないしされたくもないのがハラスメント。
とにかくおじさんが知りたいのはどっからハラスメント?
そんなモチベーションで表題の本を読んでみた。
以下感想と自分なりのまとめ。
パワハラ・セクハラの類といえばどちらかといえば被害者になることを恐れる年齢はいつの間にか過ぎ去り、加害者になることを恐れる年齢と立場になってしまった。
そうなってくると気になってくるのはどこまでがセーフでどこからがパワハラ・セクハラとみなされるかという点だ。
絵にかいたようなセクハラ・パワハラはまぁいい。
大抵誰の目にも明らかにアウトだから。(加害者的にはアウトではないのかもしれないが)
しかし、本人としては指導・教育のつもりだったのにパワハラと認定されてしまう、そういったグレーゾーンを恐れてこの本を手に取った。
いわゆるグレーゾーンに対してどう対処すればよいか、そんな観点から本書は書かれている。
グレーゾーンを知るためにはどうすればよいか、私はこの本を開く前こんな質問をされたら、様々な事例をたくさん知ることであると答えただろう。
この意味するところは、本書で言うところの”べからず集”、NGワードを身に着けるということになるだろう。
しかし、本書では最初にこうした個別の事例に振り回されるなとクギをさす。
「ハラスメントの定義を理解せよ」
これが筆者の主張することだ。
言われてみれば当たり前のことかもしれないが、法律で規制されている以上、明確な定義が存在するはずで(解釈による振れ幅はあるにしても)それに基づいて判断するのが最も素直なやり方のはずだ。
正直目からウロコだった。
考えてみれば、いつの間にか大量に増えたハラスメントの種類も視点を変えてみれば個別のケースに命名したにすぎず、一種の事例集になっているのだとしたら理解しやすい。(実際そうか確かめたわけではおそらく大半はそうなのでは?)
個別のセクハラおよびパラハラの定義としては
セクハラについては2007年の開店男女雇用機会均等法のセクハラ条項に準拠する。
パラハラについては2012年厚生労働省発表の定義に準拠する。
として解説が行われている。
以上のように定義はは法令の記述に乗っ取っている。
もちろんこれらの定義は数々の事例にのっとって作られているのだろうが、専門家ではない我々としてはこれに従うのが通常の考え方だろう。
そのうえでセクハラおよびパワハラを以下のように分類していきグレーゾーンがどのパターンに当てはまるのか解説が行われていく。
これ以上の内容に関してはまた、時間があるときにまとめよう・・・。