トルコに旅行に行ってきた。
旅行のテーマは食事・買い物・歴史・文化など様々あるけども、今回アンティーク・ヴィンテージ探しを旅行の軸の一つに加えてみた。
蚤の市といえばヨーロッパのイメージが強いが、トルコにもあるのかしらという軽い感じで楽しんでみた記録。
アンティーク好きでトルコに行ってみるチャンスがある人の参考になればという記録。
最初に
日本の蚤の市やアンティークマーケットにちょくちょく行くようになった初心者である。
日本の蚤の市だと和食器や和箪笥などのデモのも多いが、ヨーロッパから買い付けてきたであろう洋食器なんかも並んでいることが多い。
トルコの蚤の市はどのような違いがあるのだろうか、そもそも何が売られているのだろうかというところも気になっていたところである。
この記事では実際に行ってみたアンティークショップや蚤の市を紹介していき、主観でオススメ度を1~5点でふらせてもらった。
各点数の意味はこんな感じ。
1点:もう行かなくても良い。
2点:行かなくてもいいが、もしも近くを通ることがあれば入るかも。
3点:行きたい。
4点:是非もう一度行きたい。
5点:今すぐにでも行きたい。
ハノーファーの蚤の市
早速トルコの話に入るまでに実は一回だけ欧州の蚤の市に言ったことがある。
ドイツはハノーファーの蚤の市だ。



たまたま仕事でハノーファーに行ったときに開催していた。
調べると毎週土曜日にやっているそうだが、この時は時間がなくじっくり見ることができなかった。
本当に惜しまれる。
カッパドキア編
さてここからが本題である。
今回のトルコ旅行ではカッパドキアとイスタンブールに言ったので都市ごとに紹介していこうと思う。
Gökhan Antik Shop
オススメ度2
カッパドキアは気球や奇妙な岩石で有名な人気の観光スポットである。広大な国立公園のところどころに町があり、
そこを拠点として気球や乗馬などのツアーに出かけるというのが標準的な観光のスタイルである。
今回私はギョレメという数ある拠点の中でも有名な町でホテルを取って観光していた。
ギョレメからバスで1時間くらいのところにあるデリンクユという街にあるアンティークショップの話。
デリンクユというのは岩をくりぬいて作った地下都市で有名な街である。
この地下都市を目当てに行ったのだが、地下都市の入口あたりにお店が並んでいる。
そのうちの一つがこのアンティークショップだ。
トルコのお店あるあるではあるのだが、店の外に溢れて商品が陳列してある。ここも例に漏れず商品なのかガラクタなのかよくわからない品々がたくさん積み上げてある。
この積み上げてある感じが私は好きなので思わず惹かれていってしまった。

妻が彫刻を施したお盆を見ているとお店のおじさんがやってきてこれは銀製お盆だと説明が始まる。
(本当に銀だとしたらとんでもないガバガバセキュリティーである)
一通り説明をしたと思ったら、いくらなら買うとすぐに値段交渉に入る。
トルコ初心者であった我々はもうそこで面食らうのだ。
これは一体なんだろうと見ている段階で値段交渉が始まるのが大変なところだ。
このとき我々はトルコに来たばっかりのトルコ経験値0の状態だったのでどうすれば良いのかわからない。
値段を言えと言われても相場もわからないし、値段交渉なんてほとんどしたことないのであたふたするばかり。
もちろんこれが「きゃっつら」の作戦であり、正常な思考を奪って高く売りつけてやろうという魂胆である。
(もちろんそんなつもりがない人も中にはいるだろう)
なんとか他のやつも見せてくれということで店内の商品も見せてもらった。
薄暗い店内にも怪しい品々がたくさん陳列されている。
馬鹿でかい古い鍵やアラジンの魔法のランプみたいなもの、燭台等々。
トルコのアンティークショップに総じて感じたことだが、金属製品が多い気がする。
また、イスラム教を思わせるものやアラビア文字が書いてあるものだけでなく、聖母子像やキリスト教の聖人らしきものを象ったものもあり、トルコがアジアとヨーロッパの交差点であることを感じさせてくれた。
しばらく店内を物色していると(下手に触ると怒涛の説明といくらなら買うが始まるので見るにとどめておいた)
店主のおじさんからアンティークが好きかと聞かれて頷くと何やら古物商の登録証みたいのを見せてきた。
父親の世代から何年おやってるんだと豪語するおじさんは金庫の中からとっておきの品々を取り出してきた。
そうなると店の外の物はアンティークじゃないんかいという気もするが、おそらくとっておきのものは特に古いもののようである。
曰く、シュメールの神像やらヒッタイトの神像やらが出てくる。
他にもおじさんの顔がついたローマ時代の指輪や貨幣などなど。
正直なところかなり興味が惹かれたのだが、下手に食いつくとうるさそうなのと、とっておき感から高そうと思ってしまいあまり落ち着いてよく見れなかった。
今思うと大変惜しまれる。ヒッタイトの神像とかおじさん(神?)の顔がついた指輪とか欲しいじゃあない。
ちなみにこういったヒッタイトの神像やらは他のお店で見ることはなかった、このお店ならではの品ぞろえであった。
この品らぞろえを加味してもう一回行きたいということでオススメ度2点とした。
そんな感じでおじさんとの心理戦を繰り広げながら店内を物色していると気になる品を見つけた。
金属製の香水瓶のような物である。これは何かと妻と話しているとこれはオスマントルコ時代の弾薬入れだとおじさんは説明しだした。
洋梨型ものやハート型ものなど色々な形のものを取りだしてきた。
いくつもあったが、あれとこれは偽物、これは本物と本物であることを強調していたが眉唾ではある。
入口は小さいものだから火縄銃みたいな丸い弾丸を入れていたものなのだろう。
おじさんは香水瓶としても使えるぞ、なんぼだったら買う?が始まった。
結局妻は最初のお盆とこの弾薬入れ合わせて900リラで購入していた。
ぼられているのかどうなのかわからないが(そもそも真贋も怪しいが)、日本ではその値段では買えないねということで納得した次第である。

これもトルコあるあるのなのだが、売りつけると満足するのかさっと離れていく。
最初からその距離感でいてくれればゆっくり見られるのになぁと感じざるを得ない。


Down under
オススメ度3
ギョレメにあるアンティークショップというか石屋さんである。
半地下となっている入口の周りに石が山積みしてあって雰囲気満点のお店である。
指輪物語にでてきそうなドワーフみたいなおじさんが店主である。
中国からの観光客が多いのか、中国語のコメントや似顔絵なんかもお店に貼ってある。
色々とお話しを聞いたところ自分で大理石なんかも石を採取して加工して販売しているらしい。(ストーンハンターだと言っていた)
小柄ながら鍛えられていてストーンハンターなのは本当なのだろう。
髭面でいかつくないわけではないが、どことなく愛嬌がある人である。
薄暗くこじんまりした店内には猫がたくさん、しかも子猫がたくさん。
ドワーフ×洞窟×鉱物×子猫という空間だけでも見る価値があるといえよう。
カッパドキアには大理石でできた器がたくさん売られているのだが、このお店の奥にある品々は一線を画していた。
お土産物店やあるいはこのお店の入口付近にある大理石製品と色味が全然違うのである。
緑や茶色が濃く模様の入り方も鋭くて緊張感があるものがお店の奥の棚に置いてあった。素人ながら比べてみれば一目瞭然の品である。
店主のドワーフもとい、おじさん曰くこれは25年前に採ってきた石でもうこういった良い石は手に入らないのだと言うことだ。
小さな一輪挿しのような花瓶がいいなぁということで値段を聞いたら最初は200ドルとのこと。
価格交渉して120ドルまで下がったけど100ドルにはならなくて買うのをやめた。
昨今の円安を恨むしかない。一昔前の120ドルなら買ったであろう。
おじさんも100ドルにはできないわごめんなって感じで理由をいろいろと話をしてくれた。
購入することはなかったが、素朴でよいおじさんな気がした。
あとバナナをくれた。
大理石製品が欲しいなら是非行ってみるとよいかもしれない。

Cappadocia Antique Culturel Collection
オススメ度4
おばあちゃんがおそらく一人でやっているアンティークショップ。
アンティークショップというか古道具店というかリサイクルショップというかお店の中はかなり雑多な印象。
お店の場所がすこぶるわかりにくいが先ほどのDown underのとなりにある古道具が積みあがった階段を上っていくと左手に入り口がある。

入り口もすこぶるわかりにくいが、ここが入り口でないならば他にはないなという感じなのでえいやっと入るとかなり広い空間というかかんり大きな家がそのまままるごと古道具店になっているような場所が広がっている。
店員さんもぱっとみいないので少し気が引けるが色々見させてもらうと様々なものが(いい意味で)雑多に置かれている。
かなりの商品が野ざらしでもある。



気に入った品があったので値段を聞いてみようとすると声をかけるとややあって商売っ気があるようなないようなおばあちゃんが出てきた。
このおばあちゃんはほとんど英語もしゃべれないようで値段についても電卓アプリなんかで教えてくれる。
値段は多少吹っ掛けているのかもしれないが、あんまりうるさく説明されることもない(したいけどできないのかもしれないが)ので比較的ゆったり見て回れた。
商品の質云々用居rもいろいろなものに囲まれた空間が好きな人は行ってみて損はないだろう。
私は商品を見つつもその景色をいろいろと撮影させてもらった。

このお店は本当に広く、屋外だけでなく屋内にも5部屋くらい商品を陳列しているところがあった。
結局、銅細工の花瓶、茶色く黄ばんだ小物入れを私が買い、妻がちいちゃい古いバケツ、木でできたネックレスを買った。
そしておまけに大理石でできた小さいリンゴを妻が貰っていた。

イスタンブール編
カッパドキアだけでも行けなかったところを含めてかなりの店舗数があるが、イスタンブールにはさらに多くのアンティークショップがあった。
特に新市街にあるアンティークショップが並んだ通りがあるのでそこにいくだけで何店舗も回ることができる。
また、イスタンブールでは蚤の市も開かれているということで実際行ってみた。
グランドバザール内のアンティーク店
オススメ度1
具体的な店名は忘れてしまった。
グランドバザール内にはきっと複数のアンティークショップがあるのだろうが今回見つけたのは一店だけであった。
中年の夫婦でやっているお店のようだが、かなり狭くて商品を見るのが難しい。
ちょっと気になった品として鐙があったのだが、これはギリシャ時代のものだと言って1500リラだとのことだったのでやめた。
おばちゃんの方のしゃべり方が、ハリーポッターと秘密の部屋でノクターン横丁に迷い込んだハリーに話しかけてくる魔女みたいな話し方だったので怖くて逃げた。

Vintage Istanbul
オススメ度2
新市街の坂の途中にあるお店。
住宅街みたいなところにあり、ビルに入ったところの上に看板が出ていないのでなかなか見つからない場所である。
私たちはお店を探してうろうろしていたところを偶然にも店主の方が通りかかって招いてくれたために入ることができた。
お店の中としてはアクセサリー類とアフリカ民芸品(?)に二分されている。
不思議な組み合わせだが、陳列は分けられているのでお互いに雰囲気を壊すことなく共存をしている。
お店はアパートの一室だが、きれいに掃除されており、音楽もかかっているため素敵な雰囲気でアクセサリーを見ることができる。
好きな人はスキンだろうが
私はあんまり興味を惹かれる物がなかったのでオススメ度は低めである。

アンティークショップ密集地帯について
新市街の無垢の博物館のあたりの通りはアンティークショップが立ち並んでいる。
以下で示したBerol Antikと Yaşam Antiqueはこの通り沿いである。これら以外にも何店舗もあるので効率的に回ることができる。
南方向、西方向にまあまあきつめの坂になっていることが多いので回る順番を考えた方が良い。
ちなみに無垢の博物館には行かなかったのでどういうところかわからない。
Berol Antik
オススメ度3
Yaşam Antique
オススメ度4
狭い店内に所狭しと金属系のアンティーク、ヴィンテージの品々が置かれているお店。
西アジアっぽい品だけでなく、東アジアっぽいものも置かれていた。
人がすれ違うのも大変なお店なので空いているときにじっくり見れると良い。
店主の方は説明などはそこまでうるさくなく紳士的。
聞きたそうにしていることや聞かれたことは答えてくれる感じだ。
個人的には数日間滞在してごちゃごちゃにおかれたものから宝探ししたいくらいであった。

Feriköy Antika Pazarı
オススメ度5
毎週日曜日に開かれているという蚤の市。
観光の中心地からは少し離れており、バスと歩きで行くことになるのでアクセスがいいわけではない。
ただし、蚤の市の雰囲気を存分に楽しめて、観光客も少ない(少なくともアジア系の観光客は我々以外いなかった)ので観光感がなく、トルコの地元の人そのままの感じが味わえる。
ジャンルは多岐にわたっており、アンティーク、ヴィンテージだけでも様々なジャンルがあり、日用品、古いポスター類、古道具、古着、カーペットなどなど。
他にもハンドメイドのものなども置かれていた。
ここでは私は古いシーリングスタンプ、水牛の角の櫛などを購入した。
古いめしゃむパイプなんかも売っていたので買えばよかったかもと少し後悔。



カドキョイのアンティークショップ
カドきょいにもごく短時間歩いたが、アンティークショップがちらほらあるのが見受けられた。
店名も覚えてないので詳しくは書かないがgoogle mapで調べてもいくつかまとまって存在しているようである。