があらんどう

伽藍洞です。

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トルコ詐欺られ記

トルコ旅行を楽しんできたが、やはり旅行先のトラブルというのはつきものである。
また、トルコは残念ながら詐欺やぼったくりが多いことでも有名である。
しかもトルコリラの価値は上下しているものの物価は上がっているし、おまけに日本円は下がっているのでぼったくりされたときに結構痛い。

幸いにして私たちは詐欺や大きめのぼったくりには会わなかった(と思っている)だけど典型的な詐欺やぼったくり事案の入口には何度か立ったので思い出とともに記していこうと思う。

バザールの押し売り、ぼったくり

これは何度もあったし、実際にぼったくられたかもしれない。
ただ定価がないと本当にぼったくれたのかどうかも全くわからない。
これがぼったくりをややこしくする。
購入したものの対価としての値段に自分が納得しているならば、仮に本当にぼったくられていてもあんまり問題ないのだろう。
そういう意味では私の購入したものも大体納得しているのでそういう意味ではぼったくり被害にはあんまり遭っていないと思っている。
ただぼったくられそうになったことはあるし、その経験は記しておこうということだ。

ながながと言い訳のようなことを書いたが、
イスタンブールのバザールはかなり怪しい。

トルコのオイルランプがなんとなくお土産にほしかった。
グランドバザールに入って物色しているとお目当てのものが、店先でちらりとみるとすぐに店員がやってくる。
これはトルコでは基本だ。これは仕方ない。
ここで買いたくないなら相手にせず背をむけて去るのが一番である。
しかし、まだ経験値の低かった私と妻は誘われるままに店の中に入ってしまった。
早めにことを済ませたかった私は単刀直入に値段を聞いてみた。
この店員は素直に値段を答えてくれた(これは店員のスタイルによる、まずは客に値段を聞いてくるやつもいる)
それによると1700リラ。そのときの日本円に換算すると6800円になる。
うーーーん。
あきらかに高い。
6800円はしないだろう。
渋い顔をするといくらなら買う?的な顔でみてきた。
妻は他のお店でも見たいというので無理な値段を吹っ掛けようと思い500リラ、2000円と言ってみた。
そしたら意に反していいよってことになってしまった。
言ってしまった手前引けなくなって500リラで購入することに。
まぁ500リラならいいかという思いもあったが、今思うと500リラが妥当な値段な気がしてくる。
ただトルコの人々は一日の最初のお客さんを大事にするというゲン担ぎがあるらしい。
なので最初の客にはなんとしても売りたいという気持ちが強いらしく値下げにも応じやすいという話もある。
実際、オイルランプを買った店員のお兄さんもそんなことを口走っていた。
そんなこと感じでぼったくりはなんとも判断しにくいのだが6800円が2000円になるのは日本では尋常ではない。
もともとその程度の値段だったんじゃないのかと思ってしまうのは人の性。
見た目的にも2000円がいいところかもと今では納得している。

押し売りにあったのはむしろここからが本番。
その店員のお兄さんが他にはなにか欲しいものあるって聞いてきた。
気楽に革製品が欲しい旨を伝えるとジャケット?それとも鞄?、男性用?女性用?と立て続けに質問が来た。
あれよあれよという間に近所の皮革製品店に。
まぁ本当に欲しかったし、見るだけタダというお兄さんの言説にのせられ(ちなみに彼らは日本語で見るだけタダを使いこなす)てジャケットを着用することに。
40後半から50代くらいの大柄なおじさんの経営するお店で、おじさんの指示で次々とジャケットが運ばれてくる。
次々と着用する。
決まり文句で本物の革、ライターで燃えないでしょとパフォーマンスをする。
次々試着していくのだが、鹿皮のジャケットが気に入ったので試しに値段を聞いてみる。
確か30000から50000リラくらいと答えたと思う(正確なところは覚えていない)
日本円にすると12万から20万くらいだ。
予算オーバーなので20000リラ以下くらいのものはないかと尋ねると鹿皮では無理、ラム革でないとその値段はないとのこと。
ラム革でいいので見せてくれというと今度はラム革ジャケットの試着祭り。
お決まりのライターパフォーマンスも健在。
あんまり気にいるのがないのだが、中でもマシなものの値段を聞いてみると25000リラ。
とても10万円だせるような見た目ではない。
じゃあいらないというと、お決まりのじゃあいくらなら買うという問答が始まる。
私もだいぶ慣れてきたので突っぱねる意味で7000リラと言ってみた。
すると流石においおいそれは待ってくれよ、流石に無理だと15000リラならどうだとくる。
この時点ですでに4割引きにあたる4万円値引かれていることが驚きではあるが、ここはトルコ。
まだ慌てる時じゃあない。
仮に15000リラ、約6万円だとしても欲しいと思わない見た目なのだ。
いらないものはいらない。
ということで15000でもいらないというといくらならいいんだとやっぱりくる。
だから7000リラだってというと。
待ってくれ、元々25000リラなんだ。
本物のラム革なんだ。
論理的な値段を言ってくれとくる。
おじさんもだいぶしつこい。こちらもうんざりしてきたし、あっちも一向にひかず、おまけにやや興奮気味だ。
じゃあしかたがないということで妻と事前に打ち合わせてきた無理に退店する作戦にでた。
帰るそぶりを見せると店主のおじさんは興奮して引き止めてきた。
完全に切れてたと思う、どれがいいんだ、これか、これか、どっちだ!7000リラでいい!
ということをまくしたてて、子供に紙袋をもってこさせてすでに商品を入れている。
一瞬、えっ7000リラでいいのっとなったが、巨漢のおじさんほぼ切れているので怖くて逃げる形で店をでた。
お店の廊下では後ろからおじさんの叫び声が聞こえてきたが、流石に店外までは追ってはこなかったら様子だ。
でも怖かったので50mくらいは走って逃げ、逃げ終わったところで妻とひとしきり笑い合った。
ちょっとトラウマで、その後しばらくお店に入るのが少し怖くなった。

私も妻と一緒でなかったら迫力に押されて買ってしまっていたと思う。
見るだけタダは嘘である。


タクシーのぼったくり

タクシーのぼったくりに関しては調べるとたくさんの情報が出てくるのでかなり注意した。
それでも使わなければならない場面があるのがタクシー。
私は今回空港から市街の間で3回タクシーを使った。
そのうち2回は空港のタクシープールで拾い、もう一回はホテルでタクシーを呼んでもらった。

ホテルでタクシーを呼んでもらうのは安全だ。
特に私たちが滞在したホテルは空港までのタクシー代が定額だったので尚更安心であった。

問題だったのはタクシープールでのタクシーだ。
よく言われている通り、声をかけられてもついていかない、車体に番号が書いてあるものを選ぶなどの基本的なところはチェックした。
メーターが動いているかどうかをチェックすることもよく言われることだが、これが最初はどこだかわからなかった。
メーターの値、料金はルームミラーに表示がされる。
ルームミラーにはいくつか数字が表示されていているが、一番大きい数字ざっくり一桁1cmくらいの高さで表示されているのが料金だ。

最初にのったタクシーはメーターが動いていなかった。
そのおかげで道中かなり心配だった。
しかし、ウーバーやgoogle mapであらかじめ調べておいた値段は700リラくらいだったのだが、その予想通りの700リラだった。
荷物が重かったのでチップも合わせて渡したらおつりを返そうとしてきた。
チップだよといって受け取ってもらったが、かなり良心的と言えるだろう。

次に空港から乗ったタクシーはネヴィシェヒル空港からギョレメまでの比較的超距離のタクシーだった。
ウーバーであらかじめ値段を調べておくと1万円くらいであった。
1万円では無理だとしても1万5千円以下ではいけるであろうと予想でして乗車した。
ところが、これが倍の2万円くらいかかってしまったのだ。
このタクシーはメーターも動いていたし、ルートも比較的単純なのでgoogle mapで確認していたが特に遠回りをしたということもない。
ということはもしかしたらぼったくりではなく、通常の値段でこれくらいウーバーと乖離があるのかもしれない。

金額が大きい距離の場合は予約制のバンで街まで行った方が良いかもしてないという教訓であった。


靴磨き詐欺

トルコ、特にイスタンブールの市内には靴磨きがいる。
もちろん真面目に靴磨きをする人もいるが、詐欺をする人もいるという情報を渡航前に聞いていた。
曰く、詐欺の靴磨きは道で店をひろげているのではなく、道具をもってたたずんでいるらしい。
曰く、旅行者の目の前でわざとブラシなどの靴磨きの道具を落とすらしい。
曰く、親切な旅行者が拾ってあげるとお礼と称して靴をただで磨くといい、磨いた後にお金を請求するらしい。
どんな詐欺だよ、と思っていたのだが、いざ旅行に行ってしまうととそんなことはすっかり忘れていたのだ。

旅行最終日の夜にスルタンアフメット付近歩いていると前方におじさん。
これがブラシを落としたのだ。
おもわず、あっと声をだすと、私が動くより先に妻が拾って渡してしまった。
詐欺のことなど忘れていた私は渡すとさっさっと道を急いだのだが、ここでようやく靴磨き詐欺のことを思い出した。
案の上、後ろからおじさんの声が追っかけてきた。
Thank youとなぞの声を発して振り向きざまに追い払う感じの動作をしたら諦めたのかその後は追ってこなかった。
靴磨き詐欺のことを後で妻に話したら、おじさんがブラシを私たちの前で落とすのは2回目でおじさんが靴磨き詐欺であることはわかっていたらしい。

なぜ拾った...?

いずれにせよ、親切な人をカモにするのでタチの悪い詐欺である。


街中での客引き

街中での客引きにも注意が必要だとのことだ。
よくあるのは街中で話して仲良くなった後、知り合いの絨毯屋を紹介されたりして買うまで出られないってやつだ。
私もおそらくこの詐欺に声をかけられたと思うので経緯を書いておく。

地下宮殿ことバジリカ・シスタンを観光したときのこと。
出口からでてきて、次にどこに行くか妻と話していると日本人ですか?と20代前半くらいの男性が話しかけてきた。
甘いマスクといっていい男である。
流暢な日本語を操る彼は曰く、日本の大学に留学していて今は休暇中でトルコに里帰り、そしてバイトで稼いでいるという話だった。
バイトで知り合いの絨毯屋を手伝っているということだった。
絨毯屋の話がでたとき、始まったと思ったが、彼はそこまで強引に連れていこうともせず、また時間あったら来てねという感じで店も告げずに去っていった。
もしかしたら詐欺ではないのかもしれないが、典型的なパターンなのでおそらく詐欺なのだろうということで書いてみた。
私が個人的に気になったのは彼が日本のバイトは全然稼げない、トルコの方がバイトで稼げるから絨毯屋にいるとのこと言っていたことだ。
確かに日本の賃金は安いが、だとしてもまだまだ物価が安く、政情不安定なために通貨が弱いトルコに負けるとも思えない。
稼げる仕事とはつまり詐欺まがいの仕事なのではないだろうか。

自称日本に留学する大学生に話しかけられた付近で出会った猫

まとめ

人を疑いたくはないが、疑わないと危険な目にあうのも事実。
特に海外旅行では身を引き締めないといけない。
以前にベトナムに行ったときは典型的なタクシー詐欺にもあったし、フランスでは私ではないが同行者がスリにあっていた。
トルコは声かけがとにかく多い。
心から親切にしてくださる方もとても多い。
でも詐欺などを行う人も多数いることもまた事実。
上の事案が少しでも参考になれば。